正義感で戦うのは時間のムダ!頭に来てもアホとは戦うな!理不尽な社会を生き抜く方法:初耳学【2018/02/11】

林修 先生が「理不尽な社会を生き抜く方法」を説明していました。


半沢直樹の「やられたらやり返す、倍返しだ!!

この考え方がムダです。

勧善懲悪もの、最後に正義は勝つというものは、日本では定期的にヒットします。

水戸黄門、ドクターXの大門未知子、アニメのアンパンマンなども同じパターンにはまっている。

しかし、現実社会では正義感をむき出しに戦ったところで、あまり良いことはない。

今、18万部も売りあげるベストセラーの本「頭に来てもアホとは戦うな!」。

この本の中で述べられているのが、くだらない人間関係で悩む人へアドバイスの数々。

やり返したくなるような、目障りで、不条理で、しつこく攻撃してくる敵を「アホ」と表現している。

会社やプライベートで、

・悪い噂を広め足を引っ張る性格の悪い奴 (例:あの子調子乗ってるらしいよ)
・ネチネチと難クセをつけてくる器の小さい上司(例:いつまでたっても出来ないなぁ)
・出世のために周りを蹴落としても平気な先輩(例:僕がやりました!)
・どうでもいい自慢話をしてくる人(例:うちの旦那さん部長に昇進したのよ)

など。

目の前から消えてくれればいいのに、いつも目障り。

では、そんな人たちは、なぜ、あなたに近寄ってくるのでしょう?

現実社会では、「アホ」の方が出世するというもよくある話です。

正義感が強い、能力のある人格者は、意外と人に足を引っ張られて、無難にやっている人がスーッと上に行くということも珍しくないです。

アホな人の特徴は、

あなたに強い関心がある (無関心なら何もしてこないはず)
暇がある

この、「」というのは最大の敵です。

小人(⇔君子)閑居して、不善を成す
(→ つまらない人間は暇にしておくとろくなことをしない)

これを踏まえて、人間の関わりは3通りしかない。

忙しい ー 忙しい(忙しい人同士の関わり)
忙しい ー ヒマ (片方が忙しい人、もう片方がヒマ人の関わり)
ヒマ ー ヒマ(ヒマ人同士の関わり)

トラブルが起きるのは「忙しい ー ヒマ」の関係だけです。

向こうがヒマでこっちを攻撃する時間がたっぷりある、だから絶対にこっちが負ける。

どうしてもムカついた時には「怒りは6秒我慢できれば、衝動的行動を抑えられる」を思い出す。

↓こちらの「アンガーマネジメント」の記事を参照。

www.nanigoto.net

仮に、プライドが傷ついた、メンツが潰されたといっても、そう思っているのはおそらく本人だけで、周りはそんなに気づいていないことが多い。

もしも、正義感で戦って勝っても、さらに恨みを買うだけで事態が改善しないことが多い。残念ながら勧善懲悪のドラマのようにはいかないもの。

そこで目指すのは「無敵」。無敵というのは、「どの戦いに挑んでも勝てる」ではなく、「相手が戦う気にならない」というのが一番理想。