最近、オシャレなお店が増えたことで、ラーメンを食べる女性が急増しています。
しかし、ラーメンがすすれない女性も多いといいます。
街の人に聞いてみると、周囲の目を気にしてすすらないという人や、そもそも「すする」ことができないという人は、半分以上いました。
3人に1人が、すすることができないという結果になりました。
実は、ラーメンをすすって食べない人は、「風味で4倍も損している」という話です。
いったいなぜでしょうか?
ラーメンを美味しく食べるには、空気の吸い込み方がポイントになります。
ラーメンといえば、「見た目の美しさ」と共に、「香り」も醍醐味。
でも、「香り」のほとんどは厨房からのもので、ラーメンに顔を近づけても、本来の「香り」は楽しめません。
ラーメンの表面は「油」でコーティングされているため、スープの香り成分も閉じ込めてしまいます。
鼻から嗅ぐだけでは、豊かな「香り」を楽しめません。
箸で麺を持ち上げた時にも、麺には油がビッシリ付いていて、スープの香りは閉じ込められたままです。
そこで、麺をすすることで豊かな香りを十分に楽しむことができます。
麺をすすることで、麺に付いたスープの香り成分をこぼさず口の中へ。
すする時には、空気も一緒に吸い込むため、鼻から一気に息を抜くことになるのですが、この時、ニオイセンサーがスープの香り成分をキャッチ。ラーメン本来の香りが初めて堪能できるのです。
しかし、すすらないで食べる場合、空気をあまり吸い込まないため、鼻のニオイセンサーに届くスープの香り成分もわずか、さらに食べるのに時間がかかり、香り成分の付いたスープが下からこぼれ落ちる。そのため美味しさが激減してしまうのです。
ラーメンを「すする」のと「すすらない」では、この香り成分が4倍も違うというデータもあるそうです。
すすりの練習
ラーメンをすすれない人は、「エアすすり」で練習すると良いそうです。
1.口をすぼめる
2.麺をすするように空気を吸い込む
3.3秒息を止める
4.鼻から空気を出す