なんでも真空パックという話:WBSトレたま【2018/03/19】

三井・デュポン ポリケミカル株式会社 さんが、新しい技術を紹介していました。

使用するのは、どんな形のものでも真空パックにできるフィルム素材です。

この素材は「ハイミラン」と呼ばれるもので、従来の真空パックで使う「ポリエチレン」と違い、強度と収縮性を併せ持つものです。

「ハイミラン」自体は、1960年代に開発された樹脂で、元々ゴルフボールのコーティングなどに使用していたものを

今回新たに、食料品の真空パックに使うというところがポイントです。

従来の真空パックで、ウニを密封してみると、潰れすぎてしまい、トゲの部分が突き抜けてしまいました。

しかし、ハイミランだと、潰れすぎることなく、トゲの部分も全部コーティングされました。

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画鋲もコーティングできます。

さらに、豆腐のような崩れやすい食材でも、角の部分もくっきり残し、コーティングできました。

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イチゴなどもコーティングできました。

その他にもメリットがあります。

真空パックにすることによって、食材がトレイから動かないので、縦向きに吊るして販売することができます。

スーパーなどで使われているラップと比べると、消費期限も2週間程延びて鮮度が長持ちするそうです。