三井・デュポン ポリケミカル株式会社 さんが、新しい技術を紹介していました。
使用するのは、どんな形のものでも真空パックにできるフィルム素材です。
この素材は「ハイミラン」と呼ばれるもので、従来の真空パックで使う「ポリエチレン」と違い、強度と収縮性を併せ持つものです。
「ハイミラン」自体は、1960年代に開発された樹脂で、元々ゴルフボールのコーティングなどに使用していたものを
今回新たに、食料品の真空パックに使うというところがポイントです。
従来の真空パックで、ウニを密封してみると、潰れすぎてしまい、トゲの部分が突き抜けてしまいました。
しかし、ハイミランだと、潰れすぎることなく、トゲの部分も全部コーティングされました。
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画鋲もコーティングできます。
さらに、豆腐のような崩れやすい食材でも、角の部分もくっきり残し、コーティングできました。
イチゴなどもコーティングできました。
その他にもメリットがあります。
真空パックにすることによって、食材がトレイから動かないので、縦向きに吊るして販売することができます。
スーパーなどで使われているラップと比べると、消費期限も2週間程延びて鮮度が長持ちするそうです。