イチゴには、種と思われる「つぶつぶ」がたくさんついていますが、
実は、あの部分は種ではなく、なんとあれが「果実」なのです。
顕微鏡で、つぶつぶの断面を見てみると、
小さい粒の中心には「種」があって、その周りに「果肉」があって、さらにその周りに「皮」があります。
では、果実だと思っていたイチゴの「赤い部分」はいったいなんなのでしょうか?
実は、「茎の先端」が成長したものなのです。
でも、どうしてイチゴは、小さな果実をたくさん作るのでしょうか?
この答えは、研究者の間でもまだわかっていません。
ただ1つ言えることは、イチゴは種を撒いても発芽率が低いということです。
なので、多くの果実を作り子孫を残す可能性を高めています。
赤色になっているのも、緑の葉っぱの中で、鳥や獣に見つけられやすい色として、食べてもらえるチャンスが広がるからです。
種のスゴさに関しては、↓こちらで書いた記事をご覧ください。
イチゴの果実を食べていると思っていたら、実はその大部分は茎だったという話でした。