中国の山東省蘭陵県にある病院に勤めている外科医の朱大為さん。
彼は、ベッドにハマっていて、面白いベッドがあるとそこから離れられないそうです。
その外科医の彼が本業を越える情熱で開発したベッドがありました。
朱さんの寝室にある一見普通のベッドがその発明品。
朱さんによると、
見た目は普通でも、地震のときに寝ている人を守るベッドなんだ!
とのこと。
どうやって身を守るのでしょうか?
実演しているのが、↓こちら。
なんと、ベッドの底が開いて、朱さんはベッドの下へ。
床下が屋根になって、一瞬でシェルターになりました。
この地震から身を守るからくりベッド。
仕組みはというと、
まず、最大の特徴がマットレスを乗せるこの床板です。
真ん中に芯が通っていてクルクルと周ります。
普段、眠る時は、床板を金具で止めて水平にしています。
さらに近くの壁には、地震を感知する装置が付いていて、地震が起きると円錐形のはかりが揺れて周りにある金属線に接触、ベッドに電気を流します。
すると、ベッド側に付いたモーターが作動し、床板を支えていた金具を外し、床板が回転する仕組みです。
ベッドの下には水などが備蓄されていて、3日間は生き延びられるといいます。
入院患者を地震から守りたいというのが開発のキッカケ。
介護ベッドの動きにヒントを得て、独学でからくりベッドを設計したということです。