「おにぎり」と「おむすび」呼び方はどっち?という話:ニッポンのワケメ【2018/05/01】

みなさんは、↓コレのことをなんと呼びますか?

おそらく、ほとんどの人が「おにぎり」か「おむすび」のどちらかでしょう?

あるアンケート調査では、その比率は、9(おにぎり):1(おむすび) でした。

そもそも、それっぽい名前が登場するのが奈良時代。

「握り飯」が、その後「おにぎり」へと変化する流れ。

そんな中、江戸時代、御所に仕える女性たちの間で「むすび」とも呼ばれ始め、「おむすび」も全国に広まった。

文学作品でも、芥川龍之介の「猿蟹合戦」では「握り飯」とあり、川端康成の「十六歳の日記」では「お結び」とある。

以前は、お家で「おむすび」と言っていたが、昭和50年代以降、全国に急拡大したコンビニ、そこで「おにぎり」という呼び方が定着した。

しかし、そんな中、なぜか中国地方だけは、おにぎりとおむすびの呼び方が半々の比率だった。

広島と山口の2県では知らないものはいないという「山賊むすび」からきているのではないかという有力な情報があった。

実は広島や山口では、小学校や幼稚園の給食でも出ていて、皆、結びで育っていた。

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