トミー・ジョン手術ってなに?という話:サンデーLIVE!!【2018/09/30】

メジャーリーグで活躍する大谷選手の右肘内側側副靱帯に損傷が見つかり、ある手術を受けることを決断したそうです。

それが「トミー・ジョン手術」。

一体どんな手術なのでしょうか?

トミー・ジョン手術

トミー・ジョン手術とは?
肘の靱帯断裂に対する手術術式。
1974年にフランク・ジョーブによって考案され、初めてこの手術を受けた投手トミー・ジョンにちなんでこう呼ばれている。
(出典:ウィキペディアより)

昔はやりたがらない選手も多かったですが、復活する選手も多くなって希望者も増えているようです。

内側側副靭帯の損傷

肘の内側にある内側側副靭帯は、

ボールを投げて加速させる時に、伸ばされる状態になります。

靭帯が傷むのが積み重なって、自然に治るスピードよりも、損傷するスピードが早くなってしまうと、どんどん劣化してきます。

手術の内容

内側側副靭帯の手術をする場合、まず、その材料を取らなければなりません。

右肘の靭帯手術の場合、通常は右手首から取ります。(反対の手首から取った場合、術後両方使えなくなってしまうため)

どの部分を取るかというと、手の親指と小指を合わせた時に、手首に浮きだってくる腱です。

切り取った腱の両端に糸を付けて、

骨に4.5mmの穴を開けて、その腱を通します。

このままだと、外れてしまうので、腱を固定します。

固定する方法は、手術する病院によっても違いますが、スクリュー状のパーツを穴に詰めて固定している病院もありました。

以前は、糸で縫っていましたが、固定方法も進化し、その強度が上がってきています。

↓こちらが、模型を使って説明している動画。

www.youtube.com

このように固定すると、しっかりした靭帯ができあがるというものです。

手術の時間は約90分くらい。

トミー・ジョン手術の内容は、病院によっても違ってくるとは思いますが、一般的には、手首から取った腱を肘に移植するというものです。