公園の中に無断で神社が建てられたという話がありました。
神社があるのは、広島県福山市にある竜王山の山頂。
そには、市が管理する公園だといいます。
山を登っていくと、その途中にあった「鳥居」は古くから設置されているのものですが、
ここは地元で、「高澪龍王神社」と呼ばれる場所。
福山市の説明によると、
神社の活動がはじまったのは1999年ごろで、信者を名乗る人物が旗を許可なく設置。
市によると、この建物は、地元住民が植えていた「ソメイヨシノ」や「ヤマモモ」を許可なく伐採して建てられたものだといいます。
神社の中には、「ほこら」や「賽銭箱」、
「こま犬」「石灯籠」などが設置されていました。
しかし、福山市は、この神社が市の管理する公園に勝手に設置されたものだとして訴訟を起こしたのです。
無断で建物などを設置したのは、不法占有にあたるとして、土地の明け渡しを要求、
伐採された樹木の損害賠償として、約54万円を支払うよう求めています。
これに対し、神社を設置した被告側は真っ向から反論、裁判で争う姿勢を示しました。
神社の代表である男性は、
昔からあるものを綺麗にして、建物たったけ、いけないと言われたらそれはそうかも分かりませんけどね。
皆さんが気持ち良くお参りするために屋根ができたよというだけのことで、そこまで裁判するほどの問題ではないと思うんです。
このように、主張していました。
市によると、この神社には約1300人の信者がいるということですが、宗教法人ではない団体だといいます。
なぜ、ここに神社を建てたのでしょうか。
先生と呼ばれる、代表の妻が、別の神社関係者から指摘され、もともとあった神社を発見。
しかし、元々あった祠などは雨ざらしになっていて、「神様が神社をきれいにしてくれ」と言ったから、建物や祠などを市が管理する公園に設置したといいます。
今後の裁判で、どのような判決がくだされるのでしょうか?