「雨の日はラーメンが美味しくなる」という話がありました。
これはいったい、なぜでしょうか?
あるお店のラーメンのスープの作り方を見てみると、
晴れの日は、鍋に鶏ガラを入れてから、10分後に「アク」が出始め、38分後にアクが表面を覆い尽くしました。
一方、雨の日は、同じく38分後、晴れの日よりも「アク」が少ない状態でした。
実はこれが美味しさの秘密。
鶏ガラから出る旨味成分は、95℃以上になると「アク」になります。
しかし、雨の日は気圧が低いため、スープが沸く温度も低くなるのです。
晴れの日:98.5℃
雨の日:94.0℃
ですから、旨味成分が「アク」にならないのです。
沸騰させなければ、良いスープはとれませんが、雨の日は旨味成分がアクになる前にお湯が沸くため、スープに旨味成分が残るのです。