ある印鑑を見てみると、印鑑を押す時に上下がわかりやすいように、上側に目印が付いていました。
一方、実印を見てみると、どこにも目印がありません。
これでは印鑑が押しづらくなってしまいます。
しかし、実は、これはわざと上下をわからなくしているそうです。
最後の最後でハンコを押す場面で、上下を確かめて、あえて1拍おいてもらう。
本当に押していいか、考える時間を作るために、
わざと実印は記のないものを使うのが主流になっています。
ちなみに、印鑑の向きを間違えても、効力上向きは関係なく、
逆さまに押してあっても、本人が押したら効力が発生するということです。