カリブ海に浮かぶグアドループ諸島。
その島のビーチで唖然と立ち尽くす人々。
その前を一歩一歩ゆっくりと進む巨大な亀。
この後、海に消えていきました。
この世界一巨大な亀の正体は、「オサガメ」。
ビーチに現れた巨大なオサガメは、産卵のためにこの島にやってきたといいます。
オサガメの生息地域は広く、パプアニューギニアなど世界各地で目撃され、
小さいサイズのものなら、日本でも保護されたことがありました。
生まれた時は、ミドリガメと同じくらいの大きさで45g。
それが、5年から10年かけて、最大で体長3m、体重900kgにも成長するというオサガメ。
寿命は15年から45年くらいで、種としては、1億年以上生き残っているといいます。
主な食事は「クラゲ」。1日で体重の73%ほどの量(660kg)を食べるのだとか。
これは、ミズクラゲが1匹約600gだとすると、1800匹に相当します。
オサガメの甲羅はとてもやわらかく、感触はゴムタイヤくらいと柔らかいので、水圧にも耐えられて、水深1200mまでもぐることができるそうです。