落語と講談の違いはなに?という疑問がありました。
落語と講談は一見似ていますが、どこが違うのでしょうか?
見た目
実は、形が違います。
講談は落語にはないある道具を使用します。
まず、釈台(しゃくだい)という台が目の前にある。
左手には、扇子は落語と同じ。
右手には、張り扇(はりおうぎ)というパンパンと釈台を叩く道具がある。
西ノ内和紙という特殊な和紙でできていて、質のいい紙じゃないと良い音が出ません。
この張り扇は、講談師が全部自分で作る。
話し方
話し方にも違いがある。
同じ描写を落語と講談を技術的に変えてやってみると、
・落語(会話)
落語は会話で物語を進めていく
「熱いなー、どうなってんだ、隠居いるかな?おい!隠居!」
・講談(ナレーション)
ト書きという説明がある
「時は8月の暑い盛りの頃でございます。ひとりの男が隠居を尋ねるところから物語が始まる、戸を叩く男、『隠居、隠居はいるか?』」
人数
・落語家 約850人
・講談師 約80人