自動車のタンクのガソリンに引火した場合、
激しく爆発するのはどっちでしょうか?
・「満タン」の状態
・使い切って「空っぽ」の状態
実は、「空っぽ」の時なんです。
ある場所に、並んだ4台の自動車。
それぞれ、ガソリンの量が違います。
「空っぽ」「4分の1」「半分」「満タン」。
この中で、一番激しく燃えるのはどれかを検証。
街の人に聞いてみると、燃料が多い方が燃えるという意見が多くありました。
実験には、手元のスイッチを押すと、車のガソリンタンクに仕込まれた発火装置が作動するという仕掛けを使います。
実験開始。
「満タン」の車は、外から見ると爆発しているようには見えない。
「4分の1」「半分」の車は、少し爆発しました。
「空っぽ」の車は、大爆発してしまいました。
その理由は?
ガソリンは常温で気化する。15対1の割合だと気化ガスが最も燃焼しやすくなる。
空気【15】に対して、ガスが【1】、満タンだと空気が足りない。
もし、不測の事態が起き、車が事故にあった場合、ガソリンタンクが空っぽの方が被害が大きくなるということです。
車で走る時は、ガソリンを満タンにしておいた方がよさそうです。