車の後ろでヨタヨタと歩く犬。
よく見ると、犬は運転席からのびているリードに引っ張られています。
犬は、走りづらそうに斜めに首を傾けて車を追いかけています。
車の速度はそれほど速くないですが、
車と犬の距離は1mほど、もしリードがタイヤに巻き込まれたら大惨事は免れません。
犬の眼前にある車のマフラーからは煙が吹き出し、犬はそれを嫌がるそぶりもしています。
現場は、岡山県高梁市を通る国道。
山あいにある田んぼのすぐ横を通る道路です。
その道路の端には、車一台がギリギリ通れる幅の歩道があり、そこをこの車は通っていました。
この車とすれ違った車の運転手が犬に気づいて、「やめてあげてください」と、注意をしたといいます。
犬を引きずっていた車の運転手は、年配の男性でした。
その男性は、その後、車の中に犬を乘せて去っていきました。
このように、車を使った犬の散歩には、危険な点が多々あるといいます。
・車で犬を散歩させる。【道路交通法(安全運転義務)違反】
・車が歩道を走行している。【道路交通法(通行区分)違反】
・タイヤにリードや犬が巻き込まれる危険性。
・犬の首への負担。首の周りは骨がないので、神経や血管を痛める可能性がある。
・犬の排気ガスの影響。酸欠になる可能性。嗅覚が人の1億倍あり、かなり苦痛。
・犬の排泄への影響。排泄のタイミングがないのは犬にとってストレス。