ニワトリが首を前後に振りながら歩くのはなぜ?という話がありました。
その理由は、
人間の目は、前向きについていて、眼球が動かせます。
しかし、ニワトリの目は横向きについていて、眼球が動かせません。
(目を動かすには筋肉が必要ですが、頭に筋肉がつくと重くなり歩けなくなります。そのため目を動かすことができなくなったといいます。)
ニワトリが歩いている時に、人にはそれが、首を前後に動かしているように見えていますが、
実は、ちょっと違います。
1.首を伸ばして頭の位置を止める
2.頭の位置を止めたまま体だけ歩く
これを繰り返していることがわかりました。
このように、頭・目の位置を静止する動きと、前進するのを繰り返しているのです。
頭を止める、目の位置を固定するということが重要です。
もし、ニワトリが人のように普通に歩くと、視界は流れてしまいます。
頭を止めながら歩くことによって、流れる景色を静止画のように見ているのです。
ニワトリの祖先は、地上を歩きエサを探す習性がありました。
いろんな外敵がいる中で、視野を広く持つことが重要になります。
エサや敵をみつけるためにに、目が横につくようになりました。
しかし、視野が広くなるのと引き換えに、視界が流れるようになってしまったため、逆にエサや敵を見つけにくくなってしまいました。
そのため、頭を止めながら歩く方法を身につけたのです。
この他にも、
・歩く時の体のバランスをとるため、頭を前に出して重心を移動させている
・首を細かく動かして片側ずつ1つの目で物を立体的にみようとしている
など諸説あります。
ハトも一緒なのかな?