以前、このブログで、
筋肉には「赤筋(遅筋)」と「白筋(速筋)」の2種類あり、速筋を意識して鍛えましょう
という話がありました。
赤筋(遅筋)は「脂肪」を減らす働きがあり、白筋(速筋)は「糖」を減らす働きがあります。
そんな中、実は、持久性もスピードも兼ね備えたオールマイティーな筋肉があるのです。
それが、今注目の「ピンク筋」。
このピンク筋は、脂肪も糖も両方減らしてくれるので、ダイエット効果が期待できます。
これについて、筑波大学大学院の 久野譜也 先生が説明していました。

筋トレをする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由
- 作者: 久野 譜也
- 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 単行本
ピンク筋に多量に発現する「UCP-3」というタンパク質は、体を動かしていない時でも、脂肪や糖を熱に変えてくれます。
そのため、睡眠中でも、脂肪や糖を消費してくれるスーパー筋肉なのです。
しかも、ピンク筋は鍛えれば、どんどん増やすことができます。
白筋(糖減らす)の中に、「ミトコンドリア(脂肪を燃焼する)」が増えると、ピンク筋に変わるということがわかっています。
全身の筋肉の内、6割から7割が下半身にあります。
下半身を鍛えると、効率よくピンク筋が増えていくのです。
ちなみに、スクワットなどの筋トレは、毎日してはいけません。
筋トレは鍛えると、傷つき、それが回復した時、強くなります。
筋肉の回復にかかる時間は、48〜72時間といわれ、その間には休養が必要です。
つまり、筋トレは週3日程度がベストです。
このピンク筋を増やすオススメのスクワット運動があります。
相撲スクワット
四股をふみます。
この時、膝とつま先が同じ方向を向くようにしてください。
2回腰を沈めます。
1日10回 を 3セット(朝・昼・晩)。
まき割りスクワット
肩幅に脚を開き、前方で手を組みます。
この時、腕は地面と水平に。
4秒かけて腰を沈めます。
お尻を突き出して、膝はつま先より前に出ないようにするのがポイント。
腕をゆっくり上から前に5回ふります。
3秒かけて腰を上げて元の態勢に戻ります。
1日10回 を 3セット(朝・昼・晩)。
この2つのスクワットをすることで、
「下半身の筋肉」と、下半身と上半身を繋げる「大腰筋」を鍛えることができるのでオススメです。