関東の人と関西の人にそれぞれ「桜餅」ってどんなもの?と聞くと、
関東では、薄い生地であんこを挟んだ「クレープ型」、
関西を含めた それ以外の地域では、お餅であんこを包み込んだ「ぼた餅型」を示すことが多いようです。
関東風、別名「長命寺桜餅」は、生地の原材料が「小麦粉」。
小麦粉を水で溶き、焼いた生地であんこを巻く。
関西風、別名「道明寺桜餅」は、生地の原材料が、道明寺粉という「もち米」を乾燥させて小さく砕いたもの。
道明寺粉を蒸した生地であんこを包む。
このように、関西風と関東風で、材料も作り方も全く違うのです。
ところで、桜餅に付いている「葉っぱ」は、食べるものなのか?食べないものなのか?
街の人に聞いてみると、その割合は半々くらいでしたが、
全国和菓子協会の見解によると、
「できれば外してほしい」
とのこと。
その理由は、口の中に葉っぱがいっぱいになってしまうと、桜餅の味わいが楽しめなくなってしまうからだとか。
では、なぜ葉っぱが付いているのか?
この葉っぱは、
・桜の風味を付けるため
・乾燥を防ぐため
これらの理由で付いているそうです。