日本人から見て、中国人はあまり謝罪しないというイメージがあります。
これはなぜでしょうか?
鹿児島大学大学院 博士課程の李竺楠(りじくなん)さんが、これについて話をしていました。
謝罪戦略には、大きく分けて10種類あげられる。
日本人の謝罪といえば、「ごめんなさい」「すみません」など、明確な謝罪表明として、シンプルに謝る傾向がある。
これは語れば語るほど言い訳に聞こえてしまうから。
しかし、中国では、複数の謝罪戦略を組み合わせて、なんとか相手の怒りを鎮めようする傾向がある。
以下は、中国ドラマのとある浮気の謝罪シーン。
1つ謝るにしても、5種類の謝罪戦略が含まれている。
中国人は、自分の非を認めるのではなく、「どうすれば許してくれるか?」などと、代わりの戦略で謝罪する。
日本人は明確な謝罪表明が大事、中国人はそれよりも、いろんな謝罪戦略の組み合わせを重要視している。
このような中国人は、日本人から見て、謝らないと感じられているのかもしれません。