関西の「おはぎ」といえば、青のりが付いたものが有名です。
同じく関西のお好み焼きの上にも、青のりがかかっているのを見かけますが、実はこの2つの「青のり」は同じではないそうです。
お好み焼き屋さんで使われているのは、実は「アオサ」。
おはぎに使われることが多いのは、正真正銘「青のり」という海藻。(※アオサが使われることもある)。
主に淡水と海水が混じり合う河口付近に生息し、乾燥すると細い糸状になるのが特徴。
一方、お好み焼きによく使われるアオサは、主に浅い海の岩などに生息し、平でフレーク状になっているのが特徴。
そして、何よりもこの2つは香りが違います。
おはぎの青のりは磯の香りがします、それに比べて、アオサは香りが少ないです。
青のり方が希少価値は高く、値段もアオサの10倍違います。
なぜ、お好み焼き屋さんでアオサが使われるのでしょうか?
せっかくの青のりの風味がソースに負けてしまうので、高級な青のりを使うのはもったいない、
そこで、比較的安いアオサを使う所が多いそうです。
この2つの違いは、アオサもおはぎにして食べ比べてみるとはっきりわかります。
アオサだと、一個一個のカケラが大きいので口の中に残りやすい。
青のりの方が食べやすて香りも強く美味しいということです。