4月1日生まれが1つ上の学年になるのはなぜ?という話がありました。
日本の小学校は、満6歳から入学することになっている。
そこで、「いつ満6歳になるか?」「いつ年をとるのか?」がポイントになる。
日本の法律では、「誕生日の前の日の最後の瞬間に年をとる」と定められている。
4月1日生まれの人が年をとるのは、前の日3月31日の「23時59分59秒999999・・・」と、その最後の最後の瞬間に年をとる。その瞬間はあくまで3月31日。
学校教育法では、満6歳になった次の日以降の最初の4月1日から入学する、と決まっている。
そのため、4月1日生まれは、6歳になった日の翌日の4月1日、
4月2日生まれは、6歳になった日の翌年の4月1日に入学することになる。
なぜ、「前日に年をとる」ことにしているのか?
それは、当日だと、2月29日生まれの人が、4年に1度しか年をとれなくなるから。
民法143条のただし書のところに、「最後の月に応当する日がない時は、その月の末日に満了する」とある。
そういう意味では、2月29日生まれの人のために、4月1日生まれの人が1つ上の学年になったと言えるのかもしれない。