こちらは、路線バスの車内で撮られた映像の一部。
ドアが開いた状態でバスは走っており、そのすぐ近くには乗客の姿もありました。
かなりのスピードが出ていることがわかります。
これは、茨城県・小美玉市の「関鉄グリーンバス」の車内で撮られた映像。
運転手がバス後部のドアを開けたまま走行していたのです。
この映像が撮影されたのは、昨日(2019/06/06)午前8時13分ごろ、
バス停にバスが到着して、乗客を乘せるとドアを閉めずに走り出しました。
バスには、約20人が乗っていたといいます。
その後は、乗降する客がいなかったこともあり、そのまま運転手は走行を続けます。
運転手が異変に気づいたのは、3つ目のバス停に差し掛かった時、4、5分経った後だったといいます。
バス停に停車させた運転手はドアを緊急点検。
安全に閉まることを確認後、運行を再開。
バス会社によると、けが人などはいなかったということです。
なぜ、ドアは閉まらなかったのでしょうか?
3つの要因が浮かんできました。
・ドア付近にはセンサーがあり、その前に人が立ったり、物を置いて遮られてしまうと、ドアは閉まらない仕組みとなっている。
・バスの運転手によると、ドアを閉めた際、ブザー音がしたので、ドアが閉まったと思い込んでしまったと、規則である目視を怠っていた。
・路線バスには、ドアが開いたままの場合アクセルを踏み込むことができなくなる「インターロック」という安全装置が付いているが、なぜかこれが解除されていた。
この3つが重なって、ドアが開いたまま走行してしまった今回のトラブル。
バス会社によると、
さらなる安全運転に努めてまいります
とのこと。
今回のように、バスがドアを開けたまま走行してしまった場合、
日本の法律では、どんな罰則があるのでしょうか?
道路交通法71条4号では、運転手が乗降口をしっかりと閉じて、乗車している者が転落しないように、必要な措置を講じることが定められている。
5万円以下の罰金となる可能性があります。
こちらは、同型のバス。