依頼内容
先日、仕事の先輩たちと焼肉店に行ったのですが、そこで食べたアイスクリームのカップがすごく回ることを発見しました。回りやすそうな形ではあるものの思った以上に回り過ぎるのです。何もしていないのに、どうして回り続けるのか不思議です。一体、何分ぐらい回るのか、一緒に確かめてもらえませんか?
調査開始
北海道帯広市にある焼き肉店「味覚園 音更店」
こちらが、勝手に回るというアイスクリーム。
確かに、テーブルに置いただけで、勝手に回転し始めました。
そして、色々実験していました。
・木でできたまな板の上や、紙の上に置いても回らない。
・中のアイスクリームを少し食べたものは、最初回りはするもののすぐに止まる。
ここで、この謎を解明するために、数学・物理担当の山田先生が登場。
この回転現象は、奇跡的な条件が重なっているといいます。
・フタの形により重心が少しずれて回りだす。
・冷えたアイスカップの底の水分に、大理石のテーブルに置くことで、ハイドロプレーニング現象といって、非常に摩擦が少なくなってエネルギーが失われにくくなっている。
食べたアイスがすぐに止まってしまったのは、
慣性の問題で、運動を続ける性質が重さに関係あるので、軽くなるから弱くなった。
この回転は、一番長いもので、オレンジのアイスが溶けるまで40分間も続きました。