汗をかくと、どうしても気になるのが「ニオイ」。
実は、このニオイの原因は「ベタベタ汗」。
ベタベタ汗は蒸発しにくく、雑菌が繁殖しやすいのです。
では、なぜベタベタ汗になってしまうのか?
その原因は「老化」。
汗腺の働きが衰えてしまうのです。
ポイントは汗に含まれる「塩分」。
汗は塩分濃度が上がるほど粘度も上がり、ベタベタの原因に。
10代から50代の汗を測定して塩分濃度を比較してみると、
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年齢が上がるにつれ、塩分濃度が上がっていました。
なぜ、加齢とともに塩分濃度が上がるのか?
汗は汗腺で作られますが、本来は皮膚に到達するまでに、ある程度の塩分は再吸収されます。
しかし、加齢とともに、機能が衰えてくると、塩分が再吸収されず、汗の塩分濃度が高くなります。
最近は、若い世代でもベタベタ汗が増えてきています。
その原因のひとつがクーラーの使いすぎ。
汗をかかない環境に長くいると、汗腺が衰えてベタベタ汗になってしまうのです。
衰えた汗腺は復活可能です。
汗腺の能力は汗をかけばかくほど良くなってきます。
汗をかくことを1日20分 〜 30分すれば、7〜10日で汗腺の機能は改善していくということです。
汗はすごい: 体温、ストレス、生体のバランス戦略 (ちくま新書 1264)
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