フランスで100人以上がパンツを畑に埋めた!という話:モーニングショー【2019/07/30】

ワインの産地として有名なフランス。

豊かな土壌が広がるブドウ畑や牧草地で、異変が起きていました。

スコップを持った人が「あるモノ」を地面に埋めていました。

それは、なんと「白いパンツ」!。

実はこれ、去年(2018年)から始まった「En terre ton slip (あなたのパンツを地中に)」運動。

フランス農業会議所が、農家の人に向けて呼びかけた運動です。

この運動に、100人以上が参加。

次々と、畑にパンツが埋められていきます。

動画では、埋め方も丁寧に解説されています。

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1.綿100%の白いパンツを用意

2.畑の土を15cm以上掘る

3.パンツを平らになった場所に埋める

4.どこに埋めたかわかるように、目印を立てる

そして、これで終わり・・・ではありません。

それから、3か月後・・・。

畑から掘り返したパンツは、茶色に変色し、原型を留めないほどボロボロになっていました。

ところで、なぜパンツを畑に埋めるのでしょうか?

土の中の菌や虫が綿を食べてパンツを分解します。分解されればされるほど良い状態。

3ヵ月後の埋められたパンツの状態を見て、土壌の健康状態を調査して、菌や虫が多いと土壌が健康でワイン栽培に適している、ということになる。

なぜパンツなのでしょうか?

埋めやすいサイズで、ゴムの部分が残って発見しやすい、ということです。

履いて使用したパンツは悪い菌が繁殖するためNGで、新品未使用のものを埋めます。

ボロボロになって出てきたパンツは、名前を刺繍した新品のパンツと交換してくれるそうです。