変わった手袋の話がありました。これを手につけてお寿司を食べると美味しくなるというのです。
手元には電池が付いていたり、
指先には電気が流れるようになっています。
この手袋を開発したのが、明治大学の宮下芳明 教授。

コンテンツは民主化をめざす―表現のためのメディア技術 (明治大学リバティブックス)
- 作者: 宮下芳明
- 出版社/メーカー: 明治大学出版会
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: 単行本
例えば、この手袋をつけて市販のお寿司のサーモンを食べみると、
手袋をつけないで食べるよりも、味が濃くなりました。
お寿司だけでなく、焼き鳥や他の料理でも同様の効果があるといいます。
いったいどういう仕組みなのでしょうか?
実は、この手袋には電気が流れていて、食べ物を口に入れた時、その中に含まれる塩味の分子が電気手袋に引き寄せられ舌から離れる。
そのため、口に入れた瞬間は味を感じにくくなる。
しかし、お寿司を噛んで引きちぎり、手袋が口から離れた瞬間に塩味分子が急激に舌に戻るので、その反動で元々の塩味よりも濃く感じる。
さらに、舌には塩味を強く感じると、旨味も一緒に強く感じる性質があるため、この手袋で食べると旨味もアップするのです。
この手袋の開発の目的はというと、
塩を摂りすぎると体に毒な方々に対して、これを使うと好きなだけ美味しいものを美味しいと味わいつつ、胃から下は健康でいられる。
とのことです。
今はまだ開発途中ですが、一般家庭でも使える手袋を開発中だということです。