飛行機に馬が乗っていたという話です。
アメリカの空港に現れたのは、飼い主に連れられた1頭の馬。
搭乗するのは、ネブラスカ州オマハ発 → シカゴ行きで約90分のフライト。
馬は他の乗客と同じように、セキュリティチェックを受け、
金具がセンサーに反応したが、無事にセキュリティゲートを通過。
機内に乗り込む時も、他の乗客と同じ通路で、
同じ入口。
通路を堂々と歩き、向かったのはゆったりスペースの広い座席(2席分の座席を確保)。
馬の飼い主の女性アブレアさんによると、
みなさんと同じように搭乗前にトイレを済ませたからおもらしはしないわ。ご安心ください。
とのこと。
馬は飼い主が座るシートの前のスペースで落ち着いた様子。
飛行中は、暴れることなくおとなしくしていました。
いったいなぜ馬は、乗客と一緒に飛行機に乗ることができたのでしょうか?
馬の名前は「フラーティ」で、7歳メスのミニチュアホース。
体の高さが68cmで、体長が120cm、体重が60kgほど。
実はこの馬は「サービスアニマル」というものに認定されている。
サービスアニマルというのは、障害を持つ人をサポートする訓練を受けた動物。
一般的には、介助犬や盲導犬などが主流で犬が多い。
犬でないといけないというルールはなく、
この馬の飼い主は犬アレルギーで馬を選んだ。
飼い主によると、
私は深刻なPTSD。フラーティは不安を軽減してくれます。
とのこと。
アメリカでは精神面をサポートする動物もいる。
サービスアニマルの搭乗ルールには、
・政府から認定されること(清潔でしつけがされているなどの基準)。
・搭乗できる数は、1人1頭。
・サイズは、基本は座席に収まるサイズ。
などがある。
アメリカでは、犬、猫についで馬が多い。
日本でも認められているが、犬に限られている。