発熱するインナーのカラクリ:突撃!カネオくん【2019/12/06】

寒い冬に欠かせないのが「あったかインナー」。

街の人に聞くと、8割以上の人が持っていると答えていました。

中でも、ユニクロで販売している「ヒートテック」は、

繊維が発熱するそうですが、どういう仕組みなのでしょうか?

人は1日に約800mlの水分を水蒸気として放出している。

この水蒸気の運動エネルギーを利用している。

体から出た水蒸気は、肌と生地の間を激しく動き回っているが、ハイテク繊維がその動き回る水蒸気をキャッチ。

水蒸気には物体にくっついて動けなくなると熱を発して液体の水に変わるという性質があり、その熱を利用して生地を暖めている。

吸湿発熱と呼ばれるこの仕組み。

これを日本で1台しかないハイテクマシンを使って実験してみる。

ちなみに、このマシンは全身に汗をかく穴が空いており、

仏像を彫る職人さんが1つ1つ手彫りで掘ったという穴の数は約22万個。

1つの穴を彫るのにかかる費用は200円なので、穴だけでも4400万円以上かかっている。

この穴から汗のように水蒸気が出る仕組み。

このマシンを使って「一般のインナー」と「発熱するインナー」をサーモカメラを通して比べてみると、発熱するインナーの方が暖かいことがわかる。

このハイテクマシンの厳しいチェックを経て、あったかインナーが商品化されているということです。

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