「運河」は普通の川とどう違う?という話がありました。
運河とは、「人工的に作られた川」。
北海道の人気観光地「小樽運河」は、港を埋め立てて建造された。
以前、小樽港には、世界中から荷物を乗せた船が集まり大渋滞していたが、
運河を作ることで、船をとめる場所を3カ所に。
これで荷物の積み下ろしはスムーズになり、小樽は発展した。
しかし、世界にはもっとすごい運河がある。
スエズ運河
1869年までは、アジアからヨーロッパに船で向かう場合、南アフリカまで大回りしていた。
そこで、エジプトにスエズ運河を建設し、砂漠を通り抜ける事で、移動時間が約10日短縮。
各国の貿易にとって重要な場所になった。
パナマ運河
1914年までのアメリカでは、同じ国内で荷物を行き来するだけでも、船だと最南端まで大回りしていた。
そこで、パナマという国にパナマ運河を建設。
移動時間が約3週間も短くなった。
コリントス運河
ギリシャのコリントス運河。
時間短縮が目的で、山を切り崩してまでして造った。
まさに断崖絶壁、川幅はたった25m。
大型の船が通るとこんなにスレスレ。
今では、大人気の観光スポットにもなっている。
スランゴスレン運河
イギリスのスランゴスレン運河。
深い谷をまたいだ2つの丘を船が渡れるように造られた。
運河があるのは、高さ38メートルの橋の上。

- 作者:徳仁親王
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2019/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)