「メリー・クリスマス」とは言わなくなってきている!?という話:おはよう朝日です【2019/12/24】

最近、アメリカでは「メリー・クリスマス」とあまり言わなくなってきているそうです。

では、なんと言うのか?

ハッピー・ホリデー(良い休日を!)」。

それはどうしてか?

そもそも、クリスマスとは、キリスト教の教祖イエス・キリストの降誕祭。

自分がキリスト教徒だと答えたアメリカ人の割合を見てみると、

2009年は、77%だったのが、

2019年は、65%と減ってきている。

移民がすすんでいたり、宗教離れなどが理由にある。

その一方で、年末には色々な民族・宗教のお祭りが集中している。

ハヌカー(今年[2019年]は、12月22日〜30日)

→ 異教徒に汚された神殿を清めるユダヤ教のお祭り

クワンザ(今年[2019年]は、12月26日〜翌1月1日)

→ 1966年に始まったアフリカ系アメリカ人のお祭り

こういう人たちもいるのに、一様に「メリー・クリスマス」というのはおかしいのでは?という風潮になっている。

アメリカ最大のスーパーマーケットチェーンのウォルマートでは、

メリー・クリスマスと言わずに「ハッピー・ホリデー」と言うふうに表記している。

しかし、一方で保守系の白人からは「ハッピー・ホリデーはリベラルが使う言葉だ!」と反発の声もあがっている。

日本の在留外国人の数が、ここ10年で増え続けているので、日本でもいつかは「ハッピー・ホリデー」が主流になるかもしれない。

メリー・クリスマス 〜25th Anniversary Edition〜

メリー・クリスマス 〜25th Anniversary Edition〜