最近、アメリカでは「メリー・クリスマス」とあまり言わなくなってきているそうです。
では、なんと言うのか?
「ハッピー・ホリデー(良い休日を!)」。
それはどうしてか?
そもそも、クリスマスとは、キリスト教の教祖イエス・キリストの降誕祭。
自分がキリスト教徒だと答えたアメリカ人の割合を見てみると、
2009年は、77%だったのが、
2019年は、65%と減ってきている。
移民がすすんでいたり、宗教離れなどが理由にある。
その一方で、年末には色々な民族・宗教のお祭りが集中している。
・ハヌカー(今年[2019年]は、12月22日〜30日)
→ 異教徒に汚された神殿を清めるユダヤ教のお祭り
・クワンザ(今年[2019年]は、12月26日〜翌1月1日)
→ 1966年に始まったアフリカ系アメリカ人のお祭り
こういう人たちもいるのに、一様に「メリー・クリスマス」というのはおかしいのでは?という風潮になっている。
アメリカ最大のスーパーマーケットチェーンのウォルマートでは、
メリー・クリスマスと言わずに「ハッピー・ホリデー」と言うふうに表記している。
しかし、一方で保守系の白人からは「ハッピー・ホリデーはリベラルが使う言葉だ!」と反発の声もあがっている。
日本の在留外国人の数が、ここ10年で増え続けているので、日本でもいつかは「ハッピー・ホリデー」が主流になるかもしれない。

メリー・クリスマス 〜25th Anniversary Edition〜
- アーティスト:マライア・キャリー
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2019/11/01
- メディア: CD