愛知県・阿久比町に、
新たに作ったにもかかわらず、通行止めになっていて、使われないままの道がありました。
問題の道は、阿久比町とその隣の半田市を結ぶ予定の道路の一部。
去年(2019年)3月、約7800万円をかけ完成したものの、9カ月たった今(2020年1月)も使われないまま。
通行する車は、住宅地を大きく回り込むように迂回していた。
なぜ、できたばかりの町道が使われないのか?
新たに道路ができた区間は通学路となっていて、「信号機がないと危険だ」という声があがっているという。
去年(2019年)2月、試験的に開通したこともあったというが、
交通量が多く、中には一時停止することなく通過する車もあった。
そのため、去年(2019年)3月に開かれた住民説明会で、子どもたちの安全を心配する声があがり、阿久比町は町道開通の延期を決めた。
道路を使えるようにするには、信号機を設置するだけでいいように思えるが、なぜできないのか?
役場の担当者によると、
警察庁が出している「信号機設置指針」の中にある5つの必須条件のうち、2つが基準に達していないと伺っている。
とのこと。
町でも調査をしたが、
ピーク時の交通量が1時間で300台以上 → 289台でNG
既設の信号機との距離が原則150m以上 → 140m弱でNG
だった。
町は、去年(2019年)9月にも、住民向け説明会を開催、アンケート形式で意見を募ったという。
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