食べ物を落とした時の3秒ルールってアリ?という話:Live News it!【2020/02/04】

食べようとしたクッキーを床に落としてしまった。

でも、3秒以内ですぐ拾えば食べても大丈夫!、という「3秒ルール」って聞いたことがないでしょうか?

このルール、そもそも科学的根拠はあるのか?

東京家政大学 の 藤井 建夫 先生によると、

食べ物を落とした時、菌が付きやすいものとそうでないものがある。それから落とした場所でも違う。

とのこと。

この3秒ルールを研究したアメリカのラトガース大学研究チームの論文がありました。

研究チームは、「バターを塗ったパン」「スイカ」「グミ」を用意。

これらを、家の床に使われる「タイル」や「フローリング」、「カーペット」の上に落とし、どれだけ菌が付くかを実験。

すると、タイルやフローリングでは菌が付く危険が高くなり、カーペットは低くなった。

さらに食べ物では、水分の多いスイカは床から菌を吸い上げるため危険が高く、グミは低くなるという結果に。

しかし、菌が付くことに変わりなく、落ちた時間が短いから大丈夫とはいえない。

という結論だった。

藤井 先生によると、

3秒ルールというのは、科学的根拠があるわけではなく、3秒であれ1分であれ接触したらダメなものはダメ。

とのこと。

床に落ちた物を食べると、食中毒になる危険性もあるので、注意が必要です。