眼科で検診するときに、
見せられるこの絵。
真っ直ぐな道路の先に浮かんだ「謎の気球」。
この絵を見ると、近視・遠視・乱視の度合いを測る検査ができるが、
なぜ、気球の写真なのか?
医者に聞いてもその理由がわからない。
そこで、この機械のメーカーである「ニデック」の開発者に聞いてみると、
実は、この写真の象徴ともいえる気球は、道路の写真に合成した、いわば後付け。
道路だけの写真も作ったが、見ると視線が動く。
近視・遠視・乱視の検査は、遠くを見ているときの眼球を調べる。
道路だけでも、遠くを見る目にできたが、視線が1カ所に定まらずうまく測定ができなかった。
そこで、眼球の動きを止めるため気球を合成。
眼科で正確な測定ができるようになった。