日本は、ティッシュペーパーの消費量が世界1位。
年間消費量は、1人平均17箱。
日本製は外国製と比べると、品質がとても良い。
なぜ、日本のティッシュはすごいのか?
木の混ぜる分量
ティッシュペーパーを作るには、2種類の木を使っている。
それが、針葉樹の「マツ」と、広葉樹の「ユーカリ」。
この2つの木の繊維からパルプを作る。
それぞれには特徴があり、マツから採れるパルプは「かたい」。
一方、ユーカリの方は「やわらかい」。
この2つを混ぜ合わせて作る。
切り口の繊維が、
長いのがマツで、絡み合うから硬くて破れにくい丈夫なパルプ。
短いのがユーカリで、破れやすい滑らかなパルプ。
この2つを混ぜて作ると、柔らかくて丈夫になる。
薄く吹き付けられる
水に溶かした2種類のパルプ(紙)はドロドロしている。
水と混ぜたパルプは、工場で機械を使って、ロールに薄く吹き付けていく。
こちらは、霧吹きとロールの模型。
この均一に吹きかける技術がすごい。
それが重さ700kg、長さ30kmの大元になる。
これでティッシュボックス約3,200個分になる。
保湿
ウェットティッシュは、空気に触れると乾く、だからキャップが付いている。
しかし、保湿ティッシュはいつも外に出ているのに、なぜ湿っているのか?
実は、保湿ティッシュの紙には、化粧品などに使用する保湿剤が含まれていて、空気中の水分を適度に取り込みキープするという作用がある。