給食にワサビ!保育士ら18人一斉退職へ:とくダネ!【2020/03/20】

広島県内にある保育施設「トゥモローランド」。

3か所で合わせて40人ほどの子どもを預かっている。

今回問題としてあげられているのが、様々な不備がある給食。

関係者によると、

乳幼児向けの食事であるにもかかわらず、ワサビやカラシが入ったものも。喉を傷つけてしまう、骨がついたままの魚もあった。

とのこと。

なぜ、こんな給食が出ていたのか?

関係者によると、

トゥモローランドの子どもたちのお昼ご飯は、ニックスのグループホーム「かぐや姫」の配食弁当で、高齢者施設向けに配食をしている調理施設があり、同じ食事が出されている。

とのこと。

園の保育士からは、

届けられた給食を子どもに食べさせるため、「ワサビや魚の骨を取り除く」などの作業に追われてしまう。

との訴えも。

社長に改善を求めた保育士は耳を疑うような発言を聞いたという。

子どもにはコロッケでも買って食べさせておけばいい。配食(会社側)は保育の奴隷ではない。

というもの。

保育士らは、問題点を社長に訴えたが納得のいく対応は見られずじまいで、

このままでは安心安全な保育はできないとして、園の保育士・職員など18人は、今月(2020年3月)いっぱいでの 一斉退職を決意。

昨日(2020/03/19)に行われた保護者会で社長の出席を求めていたが、その姿はなかった。

なぜ、保護者会に出席しなかったのかを社長に聞くと、

新型コロナウイルスの感染予防のために欠席した。

とのこと。

社長は保護者に対し個別に事情を説明していきたいとしており、「給食に魚の骨が入っていた」など一部の訴えを否定している。

保育園がある広島県府中町の子育て支援課は、今後監査をする予定だという。