睡眠の質を上げる方法:ソレダメ!【2020/06/10】

東京疲労睡眠クリニックの 梶本修身 院長 が 睡眠の質を上げる方法を紹介していました。


ベッドで睡眠

眠るときの姿勢

【問題】 より快眠できる姿勢はどれ?

A:仰向け

B:うつ伏せ

C:横(左下)

D:横(右下)

寝る姿勢

【答え】【D】 の横(右下)がよい。

横向きで寝ると背中があき身体の熱を放出しやすい。特に夏にオススメ。

睡眠の質を悪化させる一番の原因は「いびき」。

仰向けで寝ると、重力で舌が沈み、気道が狭くなるため、体に取り込む酸素の量が少なくなる。すると、脳が血圧をあげたり、心拍をあげたりしてしまう。眠っているのに運動しているような状態になってしまう。

うつ伏せで寝ると、いびきも減るが、呼吸がしにくい。

さらに、横(左下)は心臓を圧迫し、胃の出口を狭めてしまう。

エアコンは適温をキープ

エアコンの温度

エアコンはタイマーをかけた方がいい!という話はウソ。

部屋の温度が上がり汗をかくと、自律神経を働かせている状態。ジョギングをしているのと同じ。快眠状態ではない。

お風呂はぬるめで

疲れをとるために熱い風呂に入るとよい!という話はウソ。

疲れている時に熱い湯船に入ると、大量に汗をかくので、自律神経を疲れさせ快眠の妨げになる。38〜40℃のぬるめの湯船かシャワーがオススメ。

ベッドの配置

【問題】 快眠に良いベッドの配置はどれ?

A:窓から離れた場所

B:足が窓側

C:頭が窓側

【答え】 【B】 の足が窓側がよい。

人も動物。サバンナにいる動物たちは、夜明け前の少しずつ明るくなっていく状況の中で、少しずつ深い眠りから浅い眠りに変えていく。朝日が直接くるわけじゃなく、徐々に当たってくる。目覚まし時計のように驚かせる起き方でなく、足元からゆっくり明るくして体を目覚めさせる。

夫婦は別々に寝た方がよい?

ダブルベッドで夫婦一緒に寝ている人もいるが、男性と女性で温度感覚が2℃違う。男性に合わせると女性は寒がる。女性に合わせると男性は暑く、湯たんぽを抱えて寝ている状態となる。

夫婦が一緒のベッドで寝ていると、男性は仕事のパフォーマンスが落ちたという研究結果もある。