空に浮かぶ「雲」は、何でできているのでしょうか?
雲は何でできている?
その答えは、小さな「水滴」や「氷の粒」。
(※雲は目に見えるので、目に見えない水蒸気とはいえない)
なぜ、雲は落ちてこない?
では、その水滴や氷の粒はナゼ落ちてこないのでしょうか?
雲の下には、上昇気流があるので、落ちてこない。
逆に、上昇気流の上空に、雲ができやすいとも言える。
上昇気流によってぶつかりあった水滴はやがて大きくなり、
下からの上昇気流に耐えられなくなって雨となって落ちてくる。
黒い雲と白い雲
雲には、黒い雲と白い雲がある。
黒い雲には、水滴や氷の粒が多く、光を通さないので、黒く見える。
白い雲には、水滴や氷の粒が少なく、光は通り抜けて、白く見える。
黒い雲は、雨のもとが多く、降りやすいので要注意。
ひこうき雲
ちなみに、飛行機が飛んだ後に白く長くたなびく雲、「ひこうき雲」。これがなかなか消えず長時間残った場合は、雨が近い。
飛行機はジェットエンジンで、後ろから温かい空気が出てくる。
温かい空気はたくさんの水分を含んでいて、それが一気に冷たい空の空気にさらされると、水滴がたくさんできて「ひこう雲」となる。
高い所の湿度が高い場合、ひこうき雲は、なかなか消えない。
一方、空気がカラカラ状態の場合、すぐに蒸発して消えてしまう。
だから、上空が湿っていたら雨が近いし、乾燥していたら晴れの天気が続くということになる。
長時間ひこうき雲が残っていたら雨が近いよ!ということになる。