カイコで食べるコロナワクチン開発へ!という話:あさチャン!【2020/06/29】

先週(2020/06/26)、九州大学などが発表したのは、「食べるワクチン」。

何を食べるかというと、「カイコ」。


カイコ

ワクチンの製造工程を見てみると、

ワクチン製造工程

新型コロナウイルスに似た形の人工タンパク質を作る。

→ これをカイコに注射して入れる。

→ カイコのタンパク質が増える。

→ カイコからタンパク質を取り出して精製する

→ 注射で人にワクチンを投与する。

→ ヒトに抗体ができ、新型コロナウイルス感染を防ぐ。

まずは、この流れで開発していく。

次に、「カイコからタンパク質を取り出して精製する」という工程は、時間や手間がかかるので、これをとばして食べられるワクチンを作ってしまおうという話。

ワクチン製造工程

ワクチン開発に、カイコを選ぶ理由には、飼育しやすいことがある。

・カゴ、エサがあれば飼育が可能。

・狭いスペースで飼育が可能(設備投資抑制)。

・逃げださない(育てる手間がかからない)。

など。

ちなみに、カイコの味は、

幼虫はちょっと苦いかりんとう味、さなぎは甘海老の唐揚げ風の味。

だという話もある。