中国で、人々がスマホを持って集まるスポットがあった。
それは、40平米ほどの古い家。
壁は汚れ、屋根は雑草が伸び放題。
なぜ、人々がこの家を珍しがるのか?
その理由は、この家が建つ場所にある。
こちらは、先ほどの家を真上から撮影した写真。
家の周りに建っていたのは、新しい高速道路。
この家によって、一度分岐し、その後すぐに合流する造りになっている。
道路は1週間前(2020年8月初め)に開通したばかりだが、分岐の家は早くも観光名所となっていた。
地元メディアによると、
10年前に政府が高速道路の建設を計画。
住民らに立ち退きを求め、補償金の支払いや別の家を用意することで、話は次々とまとまっていたのだが、この家に住む女性だけは折り合いがつかなかったという。
その理由は?
この家に住む女性によると、
病院の遺体安置所のすぐ横の物件に引っ越すように提示してきたんです。私が欲しいのは家、お金じゃない。400万元(※日本円で約600万円)積まれたっていらないわ。
とのこと。
結果、高速道路に挟まれて、生活することになったが、この家に住む女性によると、車の音より見物客の声の方がうるさいという。