シリーズ累計667万部の大ヒットの書籍 「半沢直樹シリーズ」。
2013年 に ドラマ化。
2020年 に ドラマ化。
その最新作となる 「アルルカンと道化師」。
実は、第1作よりも前の物語。
半沢直樹の原点を描いたシリーズ最新作。
東京中央銀行 大阪西支店 融資課長 半沢直樹は、
自身が担当する美術系出版社の社長を訪ねていた。
社長室の壁には、印象的な絵が 一枚。
その絵は、アルルカン。
伝統的なイタリア喜劇に登場する人気のキャラクターを 世界的な現代画家、仁科譲が描いた作品。
その仁科は、3年前に謎めいた死を遂げている。
誰もが知る名画を持つこの出版社だが、実は資金繰りに苦しんでいた。
そこに目を付けた ITベンチャーが買収したいと申し入れてきたという。
しかし、出版社側は買収を望んではいない。
半沢もその意向を汲んで、救済策を考えていたが・・・、
なぜか上司である支店長の浅野匡がこの買収を強引に進めようとしていた。
この 一件、何か裏がある。
不可解な買収案件の鍵は、一枚の絵が握っていた。
そして、半沢直樹が直面した銀行内部の闇とは・・・?
「基本は性善説。だが ー やられたら倍返しだ」
著者の池井戸潤さんに、この本の読みどころを聞くと・・・、
融資課長として、部下を守りながらも、銀行という巨大組織の上層部による横暴と理不尽に敢然と立ち向かう半沢直樹の戦いっぷり。また、浅野支店長や江島副支店長といった直属上司たちとの戦いにも注目して欲しい。
とのこと。
浅野支店長などの曲者から、半沢の妻「花」や、友人「渡真利 忍」など、おなじみのキャラクターも登場。