童謡の「赤とんぼ」。
出だしの歌詞がこちら。
♫ ゆうやーけ こやけーの あかとーんーぼー おわれーて みたのーはー いつのーひーかー
ここに出てくる「おわれて」は、追いかけられてという意味ではない。
「負われて」、つまりおんぶされてという意味。
作詩した三木露風は、幼い頃に両親が離婚して、お手伝いさんに子守りをされていた。
その幼少期の実体験を歌詞にしたという。
この歌に出てくる「赤とんぼ」。
赤とんぼの「種名」は、「アキアカネ」。
体長は4cm程しかないが、実は高さ3000mまで飛ぶことができる。
6月頃に成虫になるが、気温が30度を超えると、生存が難しい。
そのために、7月から9月に、高原や山岳地帯へ移動して、それまでの3ヵ月間、気温が低い場所で暮らしている。
そして、秋になって平野の気温が下がってくると、下山して稲刈りの終わった田んぼだったり、水たまりに産卵する。