「牛乳パック」と「アルミ缶」を使ったある実験があった。
まず、木の板の上に、空の牛乳パックを45度回転させて置く。
そして、中心よりも少し右側に、ストローで息を吹きかける。
この時、1番(左側)の方に倒れた。
次に、同じように、今度は空のアルミ缶に息を吹きかける。
すると、今度は逆で2番(右側)の方に倒れた。
なぜ、それぞれ逆に倒れたのか?
どうやら、四角い牛乳パックと円柱のアルミ缶の「形」に関係があるようです。
空気の流れに四角いものを近づけると、空気の流れは青い矢印の方向に曲がる。
なので、その反作用として、四角には赤い矢印の方向に力がかかる。
一方、空気の流れにまるいものを近づけると、空気の流れは青い矢印の方向に曲がる。
なので、その反作用として、円柱には赤い矢印の方向に力がかかる。
試しに、牛乳パックを筒状の紙で覆ってから、息を吹きかけてみると、
アルミ缶と同じく、右側に倒れた。
こちらは、息を吹きかけた時の様子。
こちらは、四角と円柱の空気の流れの違い。