人体の「五臓六腑」の話です。
そもそも、五臓六腑とは、人間の内蔵全体を表している言葉で、
「五臓」といわれるのは、「心臓」「肝臓」「腎臓」「肺臓」「ひ臓」の5つ。
(「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)
「ひ臓」は、普段 耳にする機会が少ないが、酸素を運べなくなった赤血球を処理、細菌と戦う抗体を作ったりする 臓器。
人間の臓器の中で最も大きいのが、「肝臓」。
「肝臓」は、成人男性で約1.5kgの重さがあり、エネルギーの貯蔵や、有害物質の解毒など、500以上の働きをする 臓器。
人間の体には、毛細血管まで含めると、約10万キロ(地球2周半もの)血管が張り巡らされていて、心臓から送り出された血液が全身を 一周するまでの時間は、約30秒〜1分。
血液は、酸素や栄養素を全身に運んだり、老廃物を回収、傷口の修復などをしている。
人間の心臓のポンプは、血液を9m以上飛ばせる程の力があり、1日に10万回以上、拡張と収縮を繰り返し、身体中に血液を送り出している。
心臓が送り出す1日の血液の量は、牛乳瓶で約4万本分、7200リットルほどといわれている。