片栗粉を使った面白い実験がありました。
料理で使うボールの中に、片栗粉(400g)を入れ、そこに水(300ml)を入れる。
そして、よく混ぜる。
こんな感じになるまで。
この器の真上から、オレンジを落とすとどうなるか?
液体が飛び跳ねてしまう!と思った方も多いのではないでしょうか。
しかし、ドンという音と共に、オレンジが水面で止まっている。
そして、そのまま放っておくと、オレンジはズブズブと沈んでいく。
実は、この片栗粉、ダイラタント流体という特別な状態になっていて、
ゆっくりと指を入れると入るが、
すばやく指を入れようとすると、固体のようになり、指はほとんど入らなくなる。
そのため、オレンジがすばやく落ちてきた時は、固体のようにかたくなり、オレンジは一瞬跳ね返される。そして、オレンジが勢いを失うと、液体のようになり、ゆっくり沈んだ。