沖縄よりも東京の方が暑い?という話:グッとラック!【2021/02/09】

気温」に関する話です。

天気予報などでよく、「平年に比べ暖かくなるでしょう」などと耳にする。

あの「平年」とはいつの事か?

これは、ある特定の年を指しているのではなく、過去30年間の平均、例えば気温なら平均気温を表している。

対象となる30年は、2010年代であれば、1981年〜2010年の平均。

10年ごとに計算し直すことになっている。

また、冬には「冬日」や「真冬日」という言葉を耳にするが、

その違いは、

冬日」は、1日の最低気温が0℃未満のこと

真冬日」は、1日の最高気温が0℃未満のこと

東京では、1967年以来、「真冬日」になっていない。

日本国内での最低気温は、明治35年1月に北海道・旭川で記録された ー41.0℃

2018年に、 南極で測定された”世界最低気温”は、ー94.0℃

これは、人工衛星のデータから測定した速報値で、南極の一部の気温が約 ー94℃まで低下。

その寒さの中では、人間は数回呼吸するだけで、肺から出血を起こし即死するという。

ちなみに、2020年2月には、南極で最高気温となる 20.75℃を記録したことでも話題となった。

その2020年では、沖縄・那覇よりも東京の方が猛暑日が多かった。

猛暑日とは、最高気温が35℃以上の日のこと。

2020年、東京は12日の猛暑日を記録したが、那覇はゼロ。

それどころか、那覇の猛暑日は、ここ100年間で、わずか5日しか記録されていない。

暑いイメージのある沖縄だが、四方を海に囲まれているため、常に海風によって陸地が冷やされている。

また、エアコンの排熱やアスファルトの放熱などにより都市の気温が高くなること(ヒートアイランド現象)が、東京などの都心に比べると、抑えられているので、猛暑日が少なくなっているとみられる。