なぜ国によって言葉が違うのか?という話:チコちゃんに叱られる!【2021/02/19】

なぜ国によって言葉が違うのか?という話がありました。

これについて、世界の言葉の違いについて研究している 中山俊秀 先生 (東京外国語大学 副学長)が、説明していました。

世界の言葉の数は、7000以上。

島国のように分かれてる別々の地域で、別々の言葉が話されている。

しかし、ヨーロッパやアフリカなど地続きのところ、人の往来がすごくあるようなところでも、別々の言葉を話してきている。

人の行き来があるところでも、言葉が違うということは、単に地域が離れているからということ以外にも、別の理由があると考えられる。

それは、大事なものがバラバラだった。これが理由。

例えば、英語で「Rice」。

日本語で同じことを言おうと思うと、「稲」や「米」や「ごはん」、他にも「めし」「シャリ」など、日本人は状態やシーンによって、様々な言葉で米を表現してきた。

これは、日本人にとって、お米のことがすごく大事だったということ。

他にも例えば、北欧の国フィンランドの大事なものは「」。

雪の状態を細かく言い分ける。

また、遊牧しながら暮らすモンゴルで大事なものは「」。

馬の名前が、性別や年齢で分けられ、約10種類以上もあると言われている。

人類は、地球上の様々な環境で生き延びようとしてきた。

暑い所もあれば、寒い所もあるし、違った環境で適応しようと思って、大事なことを仲間に伝えようとし続けた結果、違った言葉が生まれてきた。

暮らしている場所の環境 集団によって、伝えるべき大事なことがバラバラだったからごく自然にそれぞれの土地で違う言葉が生まれてきたといえる。

言葉の違いは、文化の違い。

例えば、海外に行った時に、違った建物があるなーとか、違った料理が食べられるなーとか、みんな違った服装してるなーとか、言葉の違いは文化の違いのひとつ。