大谷翔平のバレルゾーンの話:S-PARK【2021/04/25】

メジャーの大谷翔平 選手が、最強のバッターの1人だと証明するデータがありました。


データ解析システム「スタットキャスト」の担当者 D.アドラー氏によると、

バッティングのとても大事な指標「バレルゾーン(Barrel Zone)」へ飛ばす確率がトップクラスです。

とのこと。

長打を放つバッターが評価される傾向のメジャーで、

バレルゾーンとは、その長打が生まれやすい「打球速度」と「角度」の組み合わせのこと。

例えば、打球速度が157.7km/h の時は、26°から30°の中で打球が上がると長打になりやすい。

また、打球速度が186.7km/hの時は、8°から50°で上がると長打になりやすい。

打球速度が速いほど、長打になりやすい角度の幅も広がる。

年俸約10億9800万円のヤンキースのジャッジ選手は、2017年、バレルゾーンに飛んだ確率が25.7%でトップ。

この年52本ものホームランを放ったジャッジ選手。

バレルゾーンに打球を飛ばせることは、いいスラッガーの指標のひとつ。

そして、今(2021/04/25)、大谷選手は、そのバレルゾーンに打球を飛ばす確率が、15.3%で2位。

日米通算100号を見てみると、打球速度は172.5km/h 、角度は38°。17°から39°のバレルゾーンへ打球を通している。

今シーズンから低反発球が導入されているメジャーで、強烈な打球をバレルゾーンへ弾き返している大谷選手。

2021/04/25 の6本目のホームラン をデータで見てみると、打球速度は174.3km/h、角度は33°とまさにバレルゾーンに打ち返している。