井上尚弥選手のスゴさがわかる香川さんのボクシング4団体の解説:THE TIME【2022/06/10】

先日(2022/12/13)、ボクシングの WBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者 の井上尚弥 選手が、

WBOチャンピオンだった ポール・バトラー選手を倒し、

4団体統一王者になりました。

2022年6月、井上選手が、3団体統一を果たした時(ドネア戦)に、

テレビ番組で、香川照之さんが、世界の主なボクシング4団体の歴史について説明していました。


元々、ボクシングの世界王者というのは、当然ひとりしかいませんでした。

1920年代から「NBA」という前団体がありまして、それが「WBA」というものに、1960年代に変わりまして、これしかなかったんです。

ここから、1963年に、「WBA」から「WBC」という団体が別れて諮問機関として成立しました。

そして、時を経て、1983年、「WBA」からまた「IBF」という団体が独立します。

なぜかというと、「WBA」の本部がパナマ、「WBC」の本部がメキシコと、中南米にあったので、

アメリカが主体を、なぜか自分の所に持ってきたいという意図がここに働きがありました。

そして、1988年に、さらに、「WBA」から「WBO」という団体が枝分かれして、これで4団体揃います。

「WBO」は、プエルトリコが本部です。

日本は、2013年まで、この「IBF」と「WBO」の2つの団体を認めませんでした。

しかし、以降、その2つを認めて今に至っています。

そして、その4団体を統一したという王者が、100年の歴史の中でたった8人しかいません。

最初のバーナード・ホプキンスが 2004年に統一してから、15年以上誰もいなかったのが、

最近は、すごく多い。

この統一した8人には特徴がある。

だいたいが、2団体同士など(複数の団体)のベルトが奪ったり奪われたりした。

その中で、1団体ずつベルトを剥がしていったという人が、今までに、ひとりしかいない。

それが、最初に統一を果たしたバーナード・ホプキンス。

つまり、井上尚弥選手は、1団体ずつベルトを剥がしていった2人目の選手となる。


しかし、全試合ノックアウト勝ちは、井上尚弥 選手が史上初となる。