ハンドソープの液体タイプと泡タイプは何が違う?:チコちゃんに叱られる!【2023/03/31】

ハンドソープの液体と泡では何が違う?という話がありました。


これについて、色々な容器を製造・販売している会社の永田亮一さんが説明していました。

液体が出るハンドソープと泡が出るハンドソープ。

一番の違いは、容器の中に網がついているかどうか。

まず、液体が出るタイプ。

一度も使ってない製品状態の時、最初に、ポンプには空気が入っている。

これを押すと、ノズルから空気が押し出され、

手を離すと、注射器と同じような仕組みで、せっけん液が吸い上げられる。

そして、もう一度押すと、液体が押し出される仕組みになっている。

次に、泡が出るタイプ。

こちらも、基本的な構造は、液体が出るタイプと一緒。

違いは、ノズルの中のこの部分。

ここに、液体をきめ細かな泡に変える網がついている。

直径、約7mmのこの部品を拡大してみると、

確かに網状になっている。

1つの網目は、約0.08mm、

では、なぜ網があると泡ができるのか?

この網目を通る時に、せっけん液の膜ができる。

泡が出るタイプのポンプには、空気を取り込んで送り出す「空気室」というものがあり、

ポンプを押すと、下から、せっけん液と空気が上がってきて、膜がふくらむ。

そして、網目を離れると、きめ細かな泡になる。

言ってみれば、この網で、小さなシャボン玉をたくさん作っているようなもの。

もっとわかりやすく説明してみる。

ペットボトルの底を切り抜いて、大きな網をかぶせた物を用意する。

この網に、せっけん液をつける。

そこに、空気を送ると、こんな感じになる。