賃貸マンションの「仮押さえ」には注意しましょう!

知り合いの女性に起きた話です。

彼女は最近引っ越しをしたいと思っており、
賃貸物件を探していたところ、気に入った物件を見つけました。
その物件の仲介をしている大手不動産に、内覧の申し込みをしたところ、名前や電話番号やメールアドレスなどの個人情報を聞かれ、後日、担当の人と会うことになりました。
そして、その会うことになっている日の前日に、なぜか、直接、彼女の電話番号宛に、スマホのメッセージが送られてきました。
メールではなく、直で電話番号にメッセージが送られてきたことに、彼女はドン引きでした。
そして、そのメッセージ内容はというと、「内覧予定の物件は、もう1人別の方も予定しているので、念の為、仮押さえしておきませんか?」というもの。
ちなみに、今回の物件は彼女特有の条件に当てはまっただけで、端からみれば、そんなに人気の物件とは思えないとのこと。
ましてや、春頃の繁盛期でもない時に、明らかにタイミング的にもおかしいと、彼女は思ったそうです。
結局、そのメッセージは既読スルーし、内覧当日を迎えました。
彼女的に、物件の内容は悪くないものでしたが、周りの騒音が気になるとのことで、今回は見送りました。
担当の人は、前日のメッセージで返信がなかった時点で諦めモードだったのか、内覧最中も別の物件で電話をしていて勧めてくることもなかったそうです。

この話を聞いて気になったのは、「仮押さえ」のことです。
こんな方法でせかしてくるあたり、あまり人気の良い物件ではなかったのかもしれません。
今回、彼女は余裕を持って物件を探していたようなので大丈夫でしたが、早く決めないといけないような切羽詰まった時に、このような提案されると、
その手口に引っかかっていたかもしれません。そして、手付金と称して家賃の何%か取られていたことでしょう。ちなみに、このお金は賃貸契約が決まらなければ、戻ってこないことが多い。

賃貸物件を探す時は、足元を見られないように、焦りを見せず、余裕な感じで挑んだ方がよさそうです。