依頼内容
突然ですが僕はウォシュレットやシャワートイレなどの温水洗浄便座が大好きです。
理解してもらえないかもしれませんが、僕にとって温水洗浄便座は心の癒やし。
いつも水の勢いを最強にしてお尻に当て、癒やされています。
ところが先日、いつものように水をお尻に当てていた僕はあることに気が付きました。
物足りないのです。
どうやら水を当て続けた僕のお尻は、そんじょそこらでの温水洗浄便座では満足できなくなってしまったようなのです。
癒やしを失ってしまった僕はそれ以来、心が晴れることのないまま生活しています。
探偵さん僕に癒やしを取り戻して下さい。
西田局長「もう温水洗浄便座についてはねぇー、もうー」
(西田局長がたむけんの方を見る)
たむらけんじ(以下、たむけん)「まぁー、日本全国にたくさんのテレビ番組がありますけども、肛門回りを扱えるのはこの探偵ナイトスクープだけでございます!」
たむけん「もう、これはみなさんね、プロと自負していますけども」
たむけん「今回はですね、癒やしを取り戻したい!と切に願ってますので、しっかりと肛門回り、見てまいりました」
たむけん「ではご覧ください!どうぞ!」
調査開始
たむけん「そんな好きなの?」
依頼者「好きですねー」
たむけん「好きやなーって思うのはどういうところで思う?」
依頼者「例えば仕事でちょっとストレスが溜まってーとかいくと、全く便意とかないんですけど、トイレに行って使うと」
たむけん「えっ?!ストレス溜まったなと思ったら、当てに行くの?!」
依頼者「はい」
たむけん「それは俺ないわー」
たむけん「そのウォシュレットが物足りない?」
依頼者「はい」
たむけん「もう癒されへんやん!」
依頼者「そうなんですよー」
たむけん「えっ、飲み込む?」
依頼者「いや、飲み込・・・あのー浣腸効果としてっていうのは、飲み込むとかあって・・・」
たむけん「あっ、ごめん!ちょっと専門用語で、専門用語でしゃべってしまいました!飲み込むっていうのは、中にちょっと水を含むんですよ!で、それをシャッと出すんですよね」
依頼者「そうですね」
たむけん「俺、飲み込むでわかってくれたん、めっちゃうれしいわー!」
(いろんなウォシュレット付きトイレを見に行くことに)
たむけん「TOTOさんのウォシュレット、じゃあどんな感じでやってるのか?はい」
(依頼者がトイレの便座に座る)
たむけん「最強にして・・・」
たむけん「どう?」
依頼者「(10点満点中)【4】ぐらい」
たむけん「すごいけどなー?ちょっと俺やらしてもうていい?」
(そこで依頼者がお尻を拭かずにズボンを穿く)
たむけん「えっ?!お前拭けへんの?!」
依頼者「だって用足してないですもん!」
たむけん「えっ?!ちゃう、濡れてるやん!!」
依頼者「ビショビショですけど、大丈夫でしょ」
たむけん「えーっ!!!」
(たむけんが便座に座り、パワーを最強にしたウォシュレットを使う)
たむけん「えーっ!?これ入ってくる!入ってくる!飲み込もうとしてないのに、無理矢理飲ましてきよる!」
たむけん「えーっ!?これ【4】?!」
依頼者「【4】です」
たむけん「ちょっと待って、浣腸効果出たわ、(ピュッ!)」
(ここで、水の勢いを確かめるために、透明な下敷きよのようなものを用意する)
たむけん「どれぐらいの勢いがあるのか?」
たむけん「おぉー!おぉー!これまぁまぁ、細いタイプやなー、直径2ミリくらいかなー?」
依頼者「足りないですねー」
たむけん「えっ?!太さも欲しいの?」
依頼者「太さも欲しいですね、3ミリ4ミリ・・・」
たむけん「細い微調整やなー」
【満足するモノはあるのか?】
たむけん「TOTOやけど、これ違うぞ?!」
たむけん「最強にしとこうか?」
たむけん「音がちょっと弱い感じする、さっきよりはー」
依頼者「【2.5】くらい・・・」
たむけん「【2.5】、下がったー」
たむけん「(お尻を)拭かへんの気になるなー」
たむけん「違うぞー!INAX!INAX!INAX!」
たむけん「あっ!いいぞ!いいぞ!めちゃめちゃ音すごい!」
依頼者「【4】か【4.5】ぐらいかな・・・」
依頼者「ちょっとなんか音だけな感じがしますねー」
たむけん「後付けタイプや!」
依頼者「パナソニックじゃないっすか」
たむけん「なんか、音が霧タイプや、霧タイプ!」
依頼者「【4.5】か【5】ぐらい・・・」
たむけん「おっ、【4.5】か【5】って、ちょっとはっきりしてや!」
依頼者「なんかもうやりすぎて、ちょっといまいち感覚もわかんなくなってきた」
たむけん「どないやねん!!」
たむけん「そりゃ思ってたで?やりすぎておかしいなってんちゃうかなって、みんな思うてるでそれは!」
たむけん「バカになってんちゃう?」
依頼者「バカになってないですよ」
たむけん「ちょっとそのモノを確かめさせてもらっていい?」
依頼者「モノを確かめる?」
【お尻側を調べます】
たむけん「けっこう小さいな・・・」
(たむけんが小指で肛門を突っつく)
たむけん「これ【8】?!5ミリ入ってんで?!何回もキュッキュッキュッって入ってんねん!これで【8】?!」
【バカになってました】
たむけん「どれくらいのー、水圧というか、のでー、満足するのか?それを確かめさせて下さい」
たむけん「こちらに用意しました!これやこれ!いくでー!」
(ホースから水を出し、先の方を指で押さえて水圧を高くしている)
依頼者「はい!」
依頼者「あぁー!いい感じ!いい感じ!これです!!これです!!これですわー!!」
たむけん「えぇっー!これっ?!」
たむけん「今のやな!」
依頼者「これぐらいがちょうど!」
たむけん「夢はあれをトイレで味わいたいんやな?」
【こんな水圧のトイレはあるのか?】
そこで、トイレ研究家に聞いたところ、ここまでのモノはないと思うし、水圧は各メーカーで大きな差が無いということ。
思い切って作っちゃうっていうのがいいかも?というアドバイス。
トイレの構造に詳しい専門家に作ってもらうしかないということに。
トイレの施行などができる「トイレ診断士」の職業の方を紹介してもらう。
たむけん「紹介していただきまして、カスタマイズをしたらどうやと」
トイレ診断士「普通だったら、これ以上の水圧がかからないように、減圧して吐水しているはずなんですけど」
たむけん「逆に強すぎないようにしてると?」
たむけん「言い方がおうてるかわからないですけど、リミッターカットってありますやん?あんなことですか?」
トイレ診断士「どこまでいけるかわかんないですけど、可能な限り・・・」
【廃棄予定だったトイレを改良することに】
たむけん「えーっ!こんな精密機械なんですか?!」
トイレ診断士「これを通ってきてしまうと、ここで減圧してしまいよるから、どっかでそれをバイパスしたったらえんちゃうかなって気はしてたんやけど・・・」
【試行錯誤は続き・・・後日・・・】
たむけん「いけました?」
トイレ診断士「なんとか!試してみますか?」
たむけん「えーっ!えーーーーーーーーっ!」
(水の勢いがありすぎて部屋の天井に当たった!)
たむけん「普通のウォシュレットの強が【1】としたら、どれぐらいですか?」
トイレ診断士「たぶんこれ【2、30】は、いってるちゃうかなー」
たむけん「【2、30】?!」
たむけん「ちゃんとトイレに設置ができました。」
たむけん「これですよね」
たむけん「普通の温水洗浄便座では癒やされなかった男が、推定20倍」
たむけん「では、存分に癒やされてください!お願いいたします!」
依頼者「おぉーーーーーー!!!あぁーーーー!これっすわ!!」
たむけん「うそや!」
依頼者「ちょうどいい!!」
たむけん「ちょうどいい?」
依頼者「これや!!」
依頼者「ちょっと出そう!ちょっと出そう!(ピュッ!)」
たむけん「止めて―!!出てるやんけー!流せよー!」
再びスタジオ
たむけん「すごい!あれ!天井まで水飛んだんですよ!」
たむけん「どうしてもあれをですね、家に設置したいと、いうことでお願いしたんですけども、費用を聞いたところおよそ100万円かかるし、毎回家ビチョビチョになる・・・」